シンプルな18金結婚指輪だけでも良かった話

現在、30代後半の兼業主婦です。夫とは結婚して10年がたちますが、プロポーズもしてもらえなければ婚約指輪の贈呈もなし、ロマンチックな過程は一切なしで、気が付いたら「こんど結婚する」と言う事になっていました。結婚を提案したのは話し方の個人レッスンを受けていた私の方で、しかも当時遠距離恋愛中の電話での会話ででしたから、仕方がないと言えば仕方がないのですが…。

結婚指輪についてはさすがに購入しなくてはと思ったのですが、夫は「面倒だなあ、君が好きなの選んだら」と消極的。一緒に街の宝飾店へ連れて行き、一番安くてシンプルな金の指輪を見せたのですが、予想より割と安かったからという理由で買ってくれました。

婚約指輪なしだったことは少し心にしこっていたのですが、私は数年後に金属アレルギーを発症してしまいました。18金の結婚指輪だけは影響なく着けられるのですが、へたに婚約指輪をもらっていたら、つけたくてもつけられないという悔しい事態になっていたかもしれません。今となっては、私にはこれで一番良かったんだな、としみじみ感じています。